第3位
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2006年 ウオッカ(四位) |
マイルまでは1番強いと思われたアストンマーチャン。
史上に残るピッチ走法と惚れ込み、
いつか凄いことをやると信じていた馬。
確かに、翌年のスプリンターズSで
初の3歳牝馬優勝という大事を成し遂げるのだが、
その回転の速い脚を、唯一差し切ったのがこの馬だった。
そのウオッカは、さらにその上を行く歴史的勝利を次々と積み重ねていった。 |
第2位
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1995年 ビワハイジ(角田) |
2連勝の勢いのまま臨んだGTで
天性のスピードダッシュ(走り出す様)は阪神の芝によく映えた。
気分良く逃げている彼女に襲い掛かってきたのは、
あのエアグルーヴだった。
後に牡馬と存分に立ち回る名牝の追い込みを、
終始半馬身の差を保ったままでのゴールイン。
3歳以降その勢いは止まってしまったが、
母となってから、そのスピード能力は仔に乗り移って復活する。 |
第1位
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2008年 ブエナビスタ(安藤勝) |
ビワハイジの優勝から、13年。
スペシャルウィークとの間に生まれた仔は、
母のスピード能力に、豊富なスタミナと勝負根性を携え、
歴史的な名牝に成長した。
その少女ブエナビスタの初GTはセンセーショナルだった。
後方から只一頭彼女がやって来ると
その瞬間、他の馬たちの脚は止まって見えた。
あっという間に先頭に立ち、後は差を広げるだけ。
その勢いは、母のように2歳だけで留まること無く
5歳の末まで牡馬に混じって中長距離の王道を一進に突き進んでいった。 |