デビューは、後続を3秒近く突き放す圧勝。東の3歳牝馬Sを制し、最優秀2歳(当時3歳)
牝馬に選出された。
クイーンSでは敗れたものの、河内騎手を迎えた桜花賞トライアルを勝利し、桜花賞も制覇。
これ以降、桜花賞での関東馬勝利は2004年のダンスインザムードまで時を空けた。2敗した
東京対策のために、きついローテーションを覚悟でオークストライアルに出走。しかし何事も無
かったかのように勝利。自信を持って挑んだオークスも快勝。
夏を越え、トライアル・ローズSも使ってこれまた優勝。三冠ロードのそれぞれのトライアルを
も制した後に本番エリザベス女王杯。3コーナーの早めの仕掛けが危惧されたが、これはス
ローペースを見越した河内騎手の作戦で、まんまと追い込みを封じて、史上初の牝馬三冠を
見事に達成した。
有馬記念にも出走したが、不利もあり9着。古馬牝馬のレース日程が整備されていなかっ
たこともあり、4歳にて繁殖入りした。だが、気性や双子を受胎しやすいなどの体質に問題が
あり、母を彷彿とさせる産駒は遂に出なかった。 |