【レース概要】
クラシックレースの開幕戦として、また、牝馬三冠レースの第1戦として知られる桜花賞
は、イギリス1000ギニーが手本であり、春での最強スピード牝馬を決めるレースとして、
戦前の創設以来現在も同じ趣旨で続いている。設立当初は「中山四歳牝馬特別」とし
て、戦後は京都のマイル戦に舞台が変わり、現在の呼称となった。'50から仁川に移行、
'04から外国産馬にも開放。その名の通り、毎年きれいな桜が咲き誇る阪神競馬場の下
で行われている。
牡馬の皐月賞と比較すると、このレースはオークスと並んで牝馬クラシックの双璧をな
し、マイル戦にも関わらず、このレースを勝利することは非常に誉れ高い。
長い間、2コーナーポケットからすぐにコーナーに入るという、枠の有利不利が顕著でか
つ危険なコース形態が問題視されていたが、阪神競馬場の外周り増設改修によって'07
より、向こう正面ストレートコースでのスタートが実現した。
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