【レース概要】
菊花賞の牝馬版として'70年にビクトリアカップが創設されたが、'75にエリザベス女王
が来日されたのを記念して、翌'76にこのレースが改めて新設された。始めから外国産馬
の出走が可能だったが、牝馬三冠の最終戦として、また秋の3歳牝馬のスタミナを問う
最高峰レースとして行われてきた。この期間中に牝馬三冠を実現できたのは、メジロラモ
ーヌ只1頭。'96からは3歳と古馬を含めた最強牝馬決定戦として生まれ変わり、距離も
2200mに短縮された。牝馬三冠の3戦目としての役割は、新設された秋華賞に引き継
がれた。'99からは国際競争となり、外国馬にも出走権が与えられた。また'08から始まっ
たジャパン・オータムインターナショナルシリーズの初戦にも指定されている。
3歳馬限定時代は大波乱が続出する難解なレースだったが、古馬に開放されてから当
レースを制した馬は、レースの意義通り最強牝馬と言うに相応しく、名牝の名がズラリと
並んでいる。
蛇足だが晴れの特異日で、'80から'11までずっと良馬場での開催が続いていた。
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