【レース概要】
もともとダービーのトライアルだったNHK杯であったが、JRA競争体系において整備が
遅れていた、3歳馬の短距離路線のGTとしてこのレースは生まれ変わった。しかし、本
来の新設目的と並んで、外国産馬(マル外)の登竜門としての意味合いも当レースは求
められた。クラシックレースに外国産馬は出走できなかったからである。事実、新設以降
'01まで外国産馬が全て連対を果たした。そのため「マル外ダービー」という異名がつけ
られた。
しかし'01以降にクラシックが外国産馬に開放されてからは、一転して内国産馬が上位
を占めてきた。ダービーを視野に入れる馬たちが出走したり、当レースを制したのち東京
競馬場の適正を発見した期待感から急遽ダービー出走を敢行したりと、距離こそ異なる
が、再びダービーの重要な前哨戦としても注目されている。
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