【レース概要】
文字通り菊の季節に行われる菊花賞。改修工事を除いて、創設当時から変わることな
く京都3000mで行われ、クラシック・三冠レースの最終戦として、最強3歳ステイヤーを決
めるレースとされている。ダービーと共に'01には外国産馬に開放された。
イギリスのセントレジャーSを範とする菊花賞は、他の2冠と比較して「最も強い馬が勝
つ」とされ、完成間近の3歳馬達が自慢のスタミナを披露する場である。時折、春に間に
合わなかった無名馬が優勝しフロックかと思わされるが、格言に逆らわず、そんな馬達
は以降輝かしい成績を残すケースが多い。
2000mの天皇賞に廻る有力3歳馬も多くなり、時に距離が長すぎると敬遠されがちな
菊花賞だが、今もなお皐月賞・ダービーを制した陣営は、三冠馬の称号を求めて迷わず
このレースを使ってくる。そして見事に三冠を達成できたのは、セントライト・シンザン・ミス
ターシービー・シンボリルドルフ・ナリタブライアン・ディープインパクト・オルフェーヴルの7
頭だ。その内、ルドルフ・ディープは無傷でサラブレッド最高の栄誉を手にした。
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