【レース概要】
イギリスのダービー卿が妻の里(樫の森・屋敷が樫の木で作られていたからという説
も)にちなみ、結婚を記念して行ったレース、オークスステークスに範を取るこのクラシック
レースは、「阪神優駿牝馬」として創設時は秋の阪神で行われたが、戦後以降現在の名
に改称しその全てが東京2400mで行われてきた。春に移行したのは'53からである。'04
から外国産馬にも開放された。
牝馬三冠の2戦目を構成しているが、桜花賞が3歳牝馬のスピードを競うのに対し、オ
ークスはスタミナを要求する春の最高峰レースとして認められ、当レースの覇者は桜花
賞を桜の女王というのに対し、樫の女王として称えられる。
最初のクラシック・桜花賞よりも距離が800m延長され、明らかに前走とは違う能力が
求められるため、春クラシックを連覇することは至難の業であり、また実現した馬は永くそ
の栄誉が保障される。
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